伊豆に行きたいけど、車がないとあんまり楽しくなさそう。
こんなこと思ったことはありませんか?
たしかに、伊豆は海も山も温泉も広く点在しています。
熱海、修善寺、下田、西伊豆。
名前を並べるだけで旅情はあふれますが、同時にレンタカーがないと詰むのでは?なんていう不安も湧いてきます。
けれど、伊豆へのお出かけに必ずしも車が必要なわけではありません。
新幹線や在来線でサクッと行ける三島なら、車なしでも半日から1日でたっぷり遊べちゃいます!
三島駅は東海道新幹線の「こだま」や一部の「ひかり」が停まるので、東京方面から思い立ってすぐに行けるのも魅力。
しかも三島は、富士山・箱根・伊豆への玄関口とされる街。
市街地には富士山の雪解け水を源とするせせらぎが流れ、三嶋大社、楽寿園、源兵衛川など、駅から歩いて楽しめる見どころがぎゅっと詰まっています。
今回紹介したいのは、そんな三島にある「うちっちパーク」です。
といっても、ここは歴史あるお城でも、絶景の展望台でも、有名な温泉街でもありません。魅力はむしろ、その逆にあります。
観光パンフレットの表紙を飾るような王道スポットというより、街をぶらぶらしている途中でふと見つけたくなる、ちょっと秘密基地のような寄り道先なのです。
観光地をスタンプラリー感覚で次々と“制覇”していくのではなく、その街のローカルな空気に混ざってみる。三島の日常に、ちょっとだけ片足を突っ込んでみる。
そんな、少しだけ三島の日常に近づく旅を、今回は紹介していきたいと思います!
うちっちパークとは?

うちっちパークは静岡県三島市文教町にある、遊びと食が融合したフードパーク系施設。
三島駅から徒歩8分という、とても便利な場所にあります。
公式Instagramでは「話題のフードが集まるレトロな遊び場」と紹介されており、昭和レトロな雰囲気を楽しみながらNintendo Switchやカラオケ、ダーツ、麻雀などを楽しめる場所です。
「うちっち」とは静岡弁で「私(たち)の家」という意味。
その名の通り、ここはみんなでワイワイ遊ぶ場所というような空間です。
観光地特有の「さあ見ていきなさい」という圧力がなく、「ちょっと寄ってく?」というような居心地の良さがあります。
旅先では「名物を食べなきゃ」「写真を撮らなきゃ」と予定を詰め込み、まるでスタンプラリーの競技者のように疲弊してしまうことも少なくありません。
しかし、うちっちパークでの過ごし方はもっとゆるやかです。
友だちと飲み物や食べ物を味わいながらゲームをして、少し休む。
雨の日の雨宿りや、予定と予定のスキマ時間、三島駅へ向かう前のちょっとした寄り道など、自由な使い方ができます。

遠くからはるばる訪れるというよりも、三島という街を歩く中で、ふっと旅の温度を変えてくれる場所。
旅初心者にとって、この気取らないゆるさがちょうどいいのです。
うちっちパークの魅力とは?

旅行しているときに一番困るのは、「何をすればいいかわからない時間」です。
駅に着いた。地図を見た。神社も川も公園もある。
でも、歩き疲れた。カフェも混んでいる。次の予定まで微妙に時間がある。
こういう“旅のスキマ時間”は、案外扱いが難しいものです。
短すぎるわけではないけれど、本格的にどこかへ行くほどでもない。
かといって、駅のベンチでスマホを眺めているだけでは、せっかくの旅が少しもったいない。
うちっちパークは、そんなスキマにすっぽり入り込んでくれる場所です。
まず、屋内施設なので、雨の日や暑い日、寒い日にも立ち寄りやすい。
旅先の天気は、こちらの都合などお構いなしに気まぐれですが、屋内で過ごせる場所があるだけで、行程にはかなり余裕が生まれます。
さらに、ゲームやフードが揃っているので、ただ休むだけではなく、少し遊べる。
観光名所を巡るほど気合いを入れなくても、友だち・恋人同士でゲームをしたり、軽く食べたり飲んだりしながら、自然と時間を過ごすことができます。(ちなみに、なんとお酒まである!)

そして、三島は新幹線や電車でアクセスしやすい街です。
東京方面から日帰りで来ることもできるし、伊豆旅行の前後に立ち寄ることもできる。
いきなり伊豆の奥地へ向かうのが少し不安なら、まずは三島で“旅の準備運動”をしてみるのも良い選択でしょう。
うちっちパークは、三島観光の主役というより、旅のテンポを整えてくれる場所。
歩き疲れた体を休ませながら、少し遊んで、少し食べて、また次の目的地へ向かう。
そんな肩の力を抜いた三島旅に、ちょうどよく寄り添ってくれます。
三島は歩いて楽しめる伊豆の玄関口
三島の面白さは、駅の近くに自然と歴史と日常が同居していることです。
駅のすぐ南には自然あふれる楽寿園。 富士の溶岩や、国の名勝・小浜池があります。
街へ抜けるとさらさら流れる源兵衛川。 伏流水が市街をめぐる、三島らしい水辺道。
少し歩けば、伊豆一の宮・三嶋大社。
電車で来て、街を歩いて。 川を眺めて、神社に寄って。 公園で休んで、うちっちパークで遊び尽くす。
三島は、そんな心地よい旅のステップが踏みやすい、とても恵まれた街なのです。
伊豆旅行というと、つい「海!温泉!絶景!」と、圧倒的な非日常感のある目的地を思い浮かべます。
勿論、それも素晴らしい。
しかし三島には、日常の延長線上にあるような、穏やかな旅の良さがあります。
必死に名所を回るスタンプラリー的な旅行もいいですが、せっかくその地に来たのなら、たまにはその街の日常にふらっとお邪魔してみる。
そんな余白たっぷりの時間も、きっと素敵な旅の形なのだと思います。