欧州放浪記③ ~世界一美しい島へ~

エチオピアからギリシャに向かうためにホテルから空港へ。

前回のあらすじ

ボレ空港で手荷物検査を済ませて出発ロビーに行くと何とビックリ。ロビー内は案外だだっぴろくて、たくさんのお店がありました。勿論、お土産屋さんも多かったのですが、エチオピアは帰り際にまたトランジットで寄るので今回はスキップすることに。

いちばん驚いたのがタバコ専門店が空港内にあったこと。世界各地のタバコが売ってあって、特に中国のタバコがたくさんストックされていました。ふだん日本で箱売りのタバコはあんまり見ないのでびっくり。

警告文に「喫煙はあなたの命を奪う」とダイレクトに書いてあるのも驚き

そんなこんなで色んなお店をウインドウショッピングしているあいだに搭乗時刻になったので出発ゲートへ向かい、いよいよ飛行機へ搭乗。

飛行時間は5時間とまあまあ長かったのですが、深夜便だったので機内食を食べてすぐ寝ることにしました。飛行機にいてもやることないしネット繋がらないから暇、、ちょうど夜だし寝てよう、、ってできるのが深夜便の最大のメリットだと思います。

エチオピア航空(アディスアベバ ― アテネ)の機内食
はじめてのクスクス料理、、まずくはないけどなんか独特な風味

機内食を食べ終わったらちょうど眠くなったので就寝。ほんとは食べてすぐ寝たら身体に悪いらしいんですけどそんなのはおかまいなく 笑

アディスアベバを出発して約5時間。2月7日の朝4時過ぎにギリシャのアテネ国際空港に到着しました。

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  1. ギリシャへ初上陸!
  2. いざサントリーニ島へ

ギリシャへ初上陸!

さて、ヨーロッパ文明の故郷といわれているギリシャ。前々からすごく行ってみたい国の一つだったので、今回の旅行ではギリシャでの滞在時間を多めに取りました。個人的にはギリシャをぐるっと回ってみたいなと思っていて、約9日間滞在することに。

まず最初はサントリーニ島へ。

サントリーニ島へはアテネ空港からエーゲ航空や、オリンピック航空を使って行くことができます。今回は行きはオリンピック航空、帰りはエーゲ航空に乗りました。

出発時刻は13時過ぎだったので、ぐるっとアテネ空港を散歩してみることにしました。なんせ6時間以上も暇な時間があるのでとにかく暇で暇で仕方なかったです。まずは喉がカラカラだったので、手始めに空港内のスーパーで水を調達。

500mlのミネラルウォーター12本で300円ほど。安い!

近年インフレで物価が絶賛上昇中のヨーロッパ。比較的物価が安いと言われているギリシャでさえ、空港では日本よりも物価が高いものがちらほらとありました。ミネラルウォーターはフィジーウォーターとか、高級な水?以外は割と安かったです。とりあえず最安値で水を手に入れられたので一安心。

☑ Point

殆どの国では水道水は飲めないので、節約しようとして水道水をがぼがぼ飲むと、逆に病院に行く羽目になり余計なお金がかかりますよ!! 多少高くてもおとなしくミネラルウォーターを買いましょう!

水を買ったらお腹が空いてきたので、朝ご飯を食べようとぶらぶらしていたら「Food Village」というフードコートがあったので行ってみることに。中を見てみると「Koi Sushi Bar」という日本料理屋がありました!

気になってメニューをみてみるとなんとまあすごく高い!このお寿司が2700円近くするのです!焼きそばもそれくらいすると書いてあったので驚き。

ギリシャは物価が比較的安いと聞いていたのですが、たまたまここだけ高かったのか、それとも空港なので観光地価格で販売していたのかどっちなんでしょうか。朝食として食べるのにはちょっと手を出しにくい値段ですね、、

周りにあるスタバやイタリア料理屋も微妙に高かったので結局、お寿司屋の近くにあるカフェで朝食を取りました。パンとかサラダとか、色々ありましたがせっかくなのでギリシャヨーグルトと蜂蜜グラノーラを購入。この量で4.5ユーロ(740円くらい)だったのでちょっと高かったですね。。

お腹を満たしたので引き続き空港内を探索してると、出発ロビー2Fに面白いものを見つけました!空港工事の際に出土した土器や遺跡などが展示された博物館です。2003年にできた博物館で、172もの遺物が展示されています。博物館はそれほど広くなくて、出発ロビーの一つ上の階にあるので隙間時間ができたときにちょこっと寄ることができるかと思います。

紀元前3000年くらいには既にアテネに人が住んでいたと言われていますが、いまになって大昔の遺物が発掘され展示されるというのはなかなか面白いですね!

これがなんの出土物なのか、正直僕には1ミリも理解できませんでしたが、どこかギリシャに来た感じがすごく湧いてきました。無料で入れるので、時間があれば是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

★ Check ★

名称:Eleftherios Venizelos Permanent Exhibition
料金:無料
営業時間:毎日6時~23時
所要時間:だいたい10分くらい

さて今度は空港の外に出てみると、なんと道路にうっすらと雪が積もってました!ギリシャの平地で雪が積もるってあんまり聞いたことなかったのでびっくり!なんでもこの時は数年に一度の大寒波が東欧を襲ってたみたいで、アテネのパルテノン神殿もうっすらと雪化粧をまとっていたそうです。

残念ながら今回は生で見ることはできなかったのですが、機会があれば雪のパルテノン神殿を実際に見てみたいですね!

そろそろ回りきって飽きてきたなって感じてたら、ちょうど飛行機の搭乗時間2時間前になっていたので保安検査場へ。

これはどこの空港でもそうですが、特に国際線の場合、余裕を持ってチェックインすることを強くおすすめします。最低でも出発時刻の2時間前には空港ロビーについて置いた方がいいと思います。「手荷物に機内持ち込みのものが入ってた!」とか、「混雑で手荷物検査にすごく時間がかかった」、、などなど諸々トラブルが起きることがあるので、早めに着いておけば慌てずに済みます。特に外国の空港ならなおさらです。

手荷物検査を済ませ、いざ飛行機へ!

サントリーニ島行きの飛行機は小型飛行機で、座席の並びが2-2(機内両端に2席ずつ)と結構狭い。ただ、たった1時間のフライトなのでそんな苦になる感じではなかったです!

いざサントリーニ島へ

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サントリーニ空港に着いて驚いたこと。それは飛行機の乗客以外、空港や空港の外にほとんど人がいなかったことです。

2月の閑散期ということもあって閉まっているお店も多く、レンタカー屋も開いてるのか、閉まっているのかわからない状態でした。なんでも夏になると人でごった返していると聞いたことはあるのですが、この時はしーんとしていてちょっと寂しかったですね。空港の外も同じような感じで、ほとんど誰もいない状態。

閑散としたサントリーニ空港

まず、宿泊先の宿に荷物を置きにいきたくて空港の前の道路にあるバス停に行ってみることにしました。ただバスの時刻表を見ても1時間30分に1本とかなり便が少ない。。歩いて行こうにも、宿まで重いスーツケースを引いて歩ける距離ではない、、、

閑散期はバスの時刻表が変わるらしく、加えてバスも定刻通りに来ることはあまりないそう。

どうしようかと友人と二人で考えてた時に、女性二人組から声を掛けられ、一緒にタクシーに乗っていかないと誘われました。どうやら彼女たちもホテルまで行くところだったけど、バスがなくてタクシーを呼んでいこうか悩んでいたそうです。

ちょうどいい!4人でいけば1人あたりのタクシー代は1/4になるから、かなり安上がりになる!方面も一緒だったので同乗することに。実際一人わずか6ユーロ程度で済んだので、かなりお得でした!

聞いてみると彼女たちは日本人大学生で、僕たちと同じく卒業旅行でサントリーニ島を訪れていたとのこと。やっぱりこの時期にサントリーニ島を訪れるのは日本人大学生が多いんですかね。

タクシーに揺られること10分、たわいもない会話をしているとあっという間に宿のある町に着きました。タクシー代をそれぞれ払い、2人とはここでお別れです。

今回はカルテラードス(Καρτεράδος)にある「Villa Agas」という宿に二泊しました。

建物の中に入ると玄関のような場所があり、そこでチェックインを済ませます。ベルを鳴らすと受付のおじさんが出てきたのですが、あまり英語が通じていない様子で首をかしげてることが多かったです。身振り手振りで何とか乗り切りましたが、やっぱりGoogle翻訳とかを使えば便利だなあと実感しました!

☑ Point

ギリシャは他のヨーロッパの国と比べて英語がわからない人(特にお年寄り)が多いものの、若い人たちや観光地で仕事している人は大半が英語が通じます!

玄関の奥に行くと中に何部屋か分かれていて、そのうちの一室に泊まりました。

部屋は1ルームでキッチン・洗濯機なしでしたが、寝床として過ごす分には申し分ない宿でした!写真右奥にあるドアを開けるとトイレとシャワーがあり、一体化してます。海外によくあるやつです!

とりあえずサントリーニ島の街並みを散歩したかったので、荷物を置いて外出することに。次回はサントリーニ島の様子をお伝えしていきます!

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