【受験生へ】第一志望の大学に落ちたとしても

人生の関門の一つである大学受験。合格者数が決まっている大学受験では第一志望の大学に進むことができる人もいれば、残念ながら第一志望の大学に落ちてしまう人もいます。

しかし、第一志望の大学に落ちたとしても深く落ち込む必要はないと思います。もちろん、どうしても入りたかった第一志望の大学に落ちてしまったショックはとてもわかります。実際に僕も第一志望の大学に受からず、何とかいま通っている大学に受かることはできたのですが、大学に入学するまでは第一志望の大学に入れなかったとずっと引きずっていました。

しかし、実際に大学に通ってみるとそういう気持ちはどんどん薄れていって、今ではこの大学に入れてよかったなと感じています。いま通っている大学では本当に色々な人と出会えて充実した学生生活が送れているなと感じているからです。

とはいっても、当時の僕みたいになかなか不合格になってしまったことを引きずってしまう方もいるかと思います。そこで今回は、第一志望の大学に落ちてしまっても気持ちを切り替えていく方法をお伝えできればと思います!

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  1. 第一志望に落ちても
  2. 大切なのは大学で何を学ぶか
  3. 編入も選択肢に入れよう
  4. 大学院に進学する
  5. まとめ

第一志望に落ちても

出願した大学サイトからメールアドレスとパスワードを打ち込み合格発表を閲覧。次々と「不合格」の文字が大きく画面に表示され、ついに第一志望の大学にも落ちる。

そんななか、一校だけ受かってた大学。それがいま僕が通っている大学です。たしかUCAROっていうアプリだったかと思いますが、そのアプリを開くとなんと「合格」の文字が。

浪人しなくてもいいという安堵感と、第一志望の大学に受からなかった悔しさが同時に発生し、とても複雑な心境になりました。このまま合格した大学に入学するか、それとも浪人して諦めずに頑張るべきか。懊悩とした思いの中、第一志望の大学に落ちたのは縁がなかったからだと割り切り、浪人せずそのまま合格通知をもらった今の大学に入学することにしました。

とはいえ、入学するまではやはりどうしても第一志望の大学に対する未練が残っていました。しかし実際に大学に入ってみると、そういう思いは割とすんなりとこと消えていっていきました。

入学式を終えた次の日、学部のオリエンテーションに参加するためはじめて登校したのですが、そのときサークルや部活の新歓が学内で行われていました。

今はコロナの影響で殆ど新歓活動ができていなかったのですが、僕の入学した2019年4月の時はコロナの前だったので新歓が盛んに行われてきました。どのサークルも新入生に入ってほしいという思いから、必死にビラを配ったり勧誘活動を行っていました。新歓ブースを端から端まで歩いていると最低でも5つの団体からビラをもらってしつこいほど勧誘されたものです笑

そんななか、あるサークル団体が配っていた新歓チラシに目がとまりました。というのも、そこに書かれていたことがとても印象的だったからです。

「大学生が海外の村で家を建てる」

直感で面白そうだな・やってみたいなと思ったのと、高校時代から持っていた海外に対する好奇心から即座に入サーを決意。幸いなことに同期や先輩に恵まれたので、とても楽しいサークル生活を送ることができました。実際に1年生の夏ではフィジーに10日間ほど行きましたし、2年生になってからは周りのサポートもあってサークルの代表をさせてもらいました。

殆どの人にとって、大学4年間は社会人になる前の最後の学生生活となります。様々なことに挑戦できる時間のある大学生のうちに何かを本気で成し遂げてみたい、第一志望に落ちた分4年間しかない大学生活を有意義に過ごしていきたい。入学したときはそんな志を持っていたんです。今思えば本当にいい経験ができてよかったなと思っています!

これまで僕は今の大学で様々なことを経験してきましたが、第一志望の大学に受かっていたら経験できなかったことも多かったはずです。

サークルで訪れたフィジーの村の写真。
サークル活動では色々な人と出会えたし、なかなか体験することができない貴重な経験ができました!

大切なのは大学で何を学ぶか

大切なのはどこの大学に行ったかよりも、大学で何を経験してその結果何を学んだかが100万倍大事になってきます。大学3年生になると就活に手をつけはじめる時期になってくるのですが、就活ではどこの大学生かよりも大学生の期間に何を学んだかについて重要視されます。(ただし、俗にいう学歴フィルターが存在しているため、極端に偏差値の低い大学や高い大学はここでは例外になる可能性が高いです。)

ほとんどの企業ではエントリーシート(履歴書)の項目や面接で聞くこととして「学生時代に取り組んできたこと」や「学生時代に学んだこと」を聞かれます。もちろん、いわゆる高学歴の大学に受かれば就活でも有名企業に受かる確率が高いですが、日本の企業は学歴よりも人柄重視で採用を決める傾向が強いので、偏差値の高い大学に在籍しているだけでは内定をもらうことは難しいです。

そのため、第一志望の大学に受からなくても、気持ちを切り替えて合格した大学で様々なことを全力で経験し学び、全力で遊んだほうが案外充実した大学生活を送れる可能性は高いのです。

編入も選択肢に入れよう

「どうしても第一志望の大学に入りたいんだ」、という人も多いかと思います。そんなときは編入学も視野にいれておくのもアリだと思います。

編入(学)とは大学に在籍している学生が他の大学に途中から入学することです。就職にたとえると中途採用と同じだと考えるとわかりやすいかと思います。「仮面浪人」との違いは仮面浪人だと通常の大学受験と同様、合格後1年生としてやり直さなければならないのに対し、編入だと一年生だと新二年生として、二年生だと新三年生として、といったように1年生からやり直さなくても済む点です。

編入することによって浪人よりも早く卒業することもできますし、何より(仮面)浪人よりも安く済むので経済的だとも言えます。

とはいえ、すべての大学が編入学制度を導入しているわけではないので必ずしも第一志望の大学に編入できるわけではないです。しかし、少しでも可能性があるなら編入も選択肢に入れることもできるのかなと思います。実際に僕の友だちに編入試験を受けて第一志望だった大学に入った人もいました。

☑ Point

編入できる大学はこのサイトから検索できます!

大学院に進学する

大学受験では第一志望に落ちても、大学院の試験(院試)で第一志望の大学の大学院に合格して念願の第一志望のキャンパスに通う…ということも不可能ではありません。

全体的に大学院に進学する割合は大学と比べて少ないので難易度も比較的低く、第一志望だった大学の大学院に進学できる可能性も割と高いです。

しかし、大学院は非常に専門性が高く難易度が高いため、生半可な気持ちで大学院に進学することはおすすめできません。時間やお金を無駄にしてしまいますし、就活にも影響してくるからです。

そのため大学院に進学する目標がある人にとっては、第一志望の大学の大学院に通うという選択肢も十分にあります。

まとめ

受験で第一志望の大学に受かることができなかったとしても、気持ちを切り替えて受かった大学で学生生活を充実させることが大切だと思います。またそれでも第一志望の大学に未練があり、諦めきれない場合は編入も考えてはいかがでしょうか。コロナで色々できないことが多いですが、それでもみなさんの学生生活が実りあるものになるよう陰ながら応援しています!

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