【偕楽園へ普通列車で行ってみた!】常磐線グリーン車の落とし穴と特急とのコスパ比較

温かくなり、梅や桜が咲き始めたと思ったら、また雪の予報が出る。そんな三寒四温のこの季節。

そんな三寒四温のこの季節になると、ふと梅の花を見に行きたくなります。

そこで向かったのは、茨城県水戸市にある偕楽園

金沢の兼六園、岡山の後楽園とならぶ日本三名園のひとつとして知られる梅の名所で、毎年この時期になると「水戸の梅まつり」(今年は2月11日(水)~3月22日(日))が開かれます。

都心から行くなら、常磐線が一番便利。そして梅まつりの開催時期だけ、偕楽園のすぐ近くに偕楽園駅という臨時駅が開きます。

今回は都心方面から常磐線の普通列車グリーン車に乗り、偕楽園駅で降りるルートで向かってみることにしました。

「ひたち」や「ときわ」のような特急を使わない場合、上野駅から偕楽園駅までは所要時間がおよそ2時間4分。特急(約1時間5分)に比べると倍ほどかかります。

ただ、その分運賃は特急の半分ほど。さらに普通列車でもグリーン車を利用すれば、座ってゆったり移動できます。

また、すべての常磐線特急は北千住駅や松戸駅といった主要駅を通過します。

そのため、上野以北の東京都内や千葉県の松戸市に住んでいる人の場合、千葉県の柏駅(上野駅を出て特急が停まる次の駅)から特急に乗るよりも、普通列車に乗ってしまったほうが運賃の割にそれほど所要時間が変わらないようにみえます。

「時間は少しかかるけれど、安くて快適!」そんな移動方法だと感じました。

ただし、このルートにはいくつか注意点もあります。

知らないと「え、そうなの?」となるポイントもあるので、今回は実際に行ってみて分かったことをまとめてみます!

広告
  1. 朝の時間帯の直通列車には要注意
  2. 特急のほうが”コスパ”がいい!?
  3. 結論

朝の時間帯の直通列車には要注意

梅まつりの時期に偕楽園へ向かう場合、常磐線の一部普通列車や特急列車は偕楽園駅に停車するので、普通列車や特急列車でも行くことができます。

ただし、上野から偕楽園まで直通で行ける普通列車は、午前中はたった2本しかありません。

土日祝の上野発の直通列車はこの2本です。(日曜・祝日)

  • 上野 8:24発 ➡ 偕楽園 10:27着(8:17 ➡ 10:34)
  • 上野 8:49発 ➡ 偕楽園 10:56着(8:49 ➡ 10:56)

この便を逃すと、途中の土浦駅で乗り換えないといけないという少し面倒なことになります。

そしてここで少し注意点があります。

この列車、実は15両のうち5両しか偕楽園まで行かないのです。

どういうことかというと、土浦駅でグリーン車が切り離されるのです。

上野を出発する時点では、この列車は15両編成でグリーン車も連結されています。
そのため、「グリーン車でゆったり行こう」と考える人も多いと思います。

しかし実際には、土浦駅で後ろ10両が切り離されてしまいます。

つまり、偕楽園まで行くのは前側の5両だけです。

さらに重要なのは、この5両(11〜15号車)にはグリーン車がありません。

そのため、グリーン車に乗っていると土浦駅で必ず乗り換える必要があるので注意が必要です。

松戸駅のグリーン券券売機
朝の時間帯、グリーン車は土浦止まりとなることが書かれている
(7:47松戸駅発 勝田行きは、偕楽園駅を通過する)

特急のほうが”コスパ”がいい!?

次に気になるのが、特急を使うべきかどうかという点です。

すべての常磐線の特急列車「ひたち」「ときわ」は、北千住や松戸といった主要駅を通過するので、これらのエリアに住んでいる場合は柏駅から特急に乗ることになることになります。

ここで、北千住駅から偕楽園駅までの費用と時間を比較してみましょう。

特急を利用する場合(北千住駅 ➡ 柏駅 ➡ 偕楽園駅)

  • 所要時間:約1時間18分
  • 料金:3000円(IC・指定席込み)

普通列車を利用する場合北千住駅 ➡ 偕楽園駅

  • 所要時間:約1時間52分
  • 料金:1980円(IC運賃)

先程もお話ししたとおり、朝の上野発の直通列車を利用する場合、グリーン車が連結されているのは土浦まで。土浦以北へ向かう編成にはグリーン車がないため、途中で普通車へ移動する必要があります。

つまり、

グリーン車に乗れるのは途中まで、その後は普通車に移動

という形になり、なんだか損した気分になります。

さらに料金面を見ると、

  • 松戸 → 土浦(グリーン車):750円(営業キロ:48.1km)
  • 北千住 → 土浦(グリーン車):1000円(営業キロ:58.6km)

と、普通列車グリーン車は区間によって750円〜1000円程度の追加料金がかかります。(Suicaグリーン券の場合)

もしあなたがJRE POINTのプレミアムステージ(最高ランク)に属しているのであれば、JRE POINTを使って400ポイント=400円でグリーン車に乗ることができるので、この場合はまあまあお得です。

しかしJRE POINTを使わずSuicaで通常購入する場合は話が変わります。

つまり、普通列車のグリーン車を使って北千住駅から偕楽園駅まで行く場合、かかる料金はIC利用で2980円

所要時間が長いことも考えると、特急のほうがコスパが良く、かつ楽であることがわかります。

結論

北千住・松戸から偕楽園へ行く場合、普通列車は運賃が安く、JRE POINTを使ってお得にグリーン車に乗れるなら、グリーン車もギリギリ選択肢に入る移動方法です。

ただし、JRE POINTを使わずクレカ等でSuicaグリーン券を購入する場合は、特急との料金差がほとんどなく、所要時間も長くなるため、特急のほうが圧倒的にコスパが良いという結論に至ります。

梅の香りに包まれる偕楽園で、素敵な時間を過ごしてください。どうぞ良い旅を!

コメントを残す