【自然好き必見!】タジキスタンってどんな国?

突然ですが、タジキスタンって聞いたことありますか?

名前はなんとなく知ってても、「どこにある国なの?」って思う人が多いんじゃないでしょうか。いや、むしろ「そんな国あったっけ?」って人もいるかもしれません。

今回は、そんなちょっとマイナーだけど魅力あふれる国・タジキスタンを、旅の思い出を交えながら紹介していきます!

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  1. タジキスタンの基礎情報はこれだ!
  2. 地理
  3. 歴史
  4. 日本からの行き方は??
  5. 食文化
  6. 優しくてあたたかいタジキスタン人
  7. 絶景スポットがたっぷり!
  8. まとめ:まだ知られざる“心の原風景”へ

タジキスタンの基礎情報はこれだ!

タジキスタンは中央アジア(黄色で塗り分けた)にある国の一つ。
中国の隣の国(日本の隣の隣)

まずタジキスタンの基礎情報を見ていきましょう!



タジキスタン

日本
比較ポイント
面積約14万3000㎢約37万8000㎢日本の約1/3
人口約1078万7000人
2025年)🔼
約1億2317万人
2025年)🔽
日本の約1/12
首都ドゥシャンベ
(Душанбe)
東京
(事実上)
公用語タジク語
(ロシア語)
日本語
(事実上)
宗教イスラム教
(スンニ派中心)
神道・仏教
通貨ソモニ(TJS)円(JPY)1ソモニ ≒ 約16円(2025年10月)
時差UTC+5UTC+9日本が18時ならタジキスタンは14時
気候内陸性気候(夏は乾燥・冬は寒冷)温帯湿潤(四季がはっきり)日本より寒暖差が大きい
地形国土の約90%が山岳地帯山が多いが平地も多い日本よりも高い山々が多い

タジキスタンは、中央アジアにある小さな内陸国。

北にウズベキスタン、西にアフガニスタン、東に中国、南にキルギスと国境を接していて、まさにアジアの交差点のような場所にあります。

国土の約9割が山岳地帯で、標高7000メートル級の山々がそびえ立つ山の国。
特に東部には“世界の屋根”とも呼ばれるパミール高原(Pamir Mountains)が広がり、どこへ行っても壮大な自然の景色が迎えてくれます。

空の青さと、雪をかぶった山々の白さ。そのコントラストは思わず息をのむほどの美しさ!

都市は主に西部に集中しており、全体的に大きな都市は少なめ。
首都のドゥシャンベも、高層ビルが立ち並ぶというよりは、緑に囲まれた穏やかな街並みで、自然と調和したような雰囲気を感じます。

ドゥシャンベの街並み
緑と共存していてとても綺麗

一方、東部のパミール地方は標高が高く、ほとんどが険しい山岳地帯。
アフガニスタン国境沿いには、秘湯と呼ぶにふさわしいガラム・チャシュマ温泉などもあり、たどり着くまでの道のりすら冒険のよう。

地理

タジキスタンは、中央アジアのほぼ真ん中に位置する内陸国

国土の約93%が山岳地帯で、その大部分を占めるのがパミール高原

標高7000メートル級の山々が連なり、険しい地形が続くことから「世界の屋根」とも呼ばれています。そのため、地域ごとのアクセスは限られており、東西を横断するだけでも時間と体力を要するほど。

一方で、人々が多く暮らしているのは西部の盆地地帯です。

特に首都ドゥシャンベ(Dushanbe)はタジキスタン最大の都市であり、政治・経済・文化の中心。周囲を山に囲まれた緑豊かな谷に位置していて、近代的な建物と自然が調和する落ち着いた首都という印象を受けます。

近年はソ連時代の名残を残しながらも、独立後の国家アイデンティティを象徴するモニュメントや豪華な建造物が増えています。

その代表が、ドゥシャンベ中心部にそびえるイスティクロルタワーМанораи Истиқлол・独立記念塔)。

高さ165メートルを超えるこの塔は、タジキスタンの歴史的英雄イスモイリ・ソモニにちなんで建てられたもので、夜になるとライトアップされ、首都の新たなシンボルとして輝きを放っています。

イスティクロルタワー

ほかにも、黄金色に輝くソモニ像や、ドゥシャンベ国旗掲揚台(かつて世界一の高さを誇った!)等、ドゥシャンベの街には「小国ながらも誇り高い国家」を感じさせる建造物が点在しています。

こうした現代的な風景と、郊外に広がる手つかずの自然とのギャップこそが、
タジキスタンという国の独特な魅力なのです!

☝イスティクロルタワーの行き方等詳しくはこちらで解説しています!

歴史

タジキスタンの歴史をたどると実はその起源はとても古く、紀元前の時代までさかのぼります。

かつてこの地域はペルシャ帝国の一部として栄え、ペルシャ語(現在のタジク語のもと)が根づきました。

その後は、アレクサンドロス大王の遠征イスラム帝国の拡大など、数多くの文明や宗教が交わる場所となります。

さらに古代には、インドや中国から仏教も伝わり、今でもタジキスタン各地には仏像やストゥーパ(仏塔)の遺跡が残っています。

現在はイスラム教が主流ですが、こうした多文化が行き交った歴史こそがタジキスタンという国の深い魅力を形づくっているのです。

タジキスタン国立古代博物館に展示されている涅槃仏 
アジナテパ遺跡から発掘された(7~8世紀頃)

中世になると、タジキスタンはシルクロードの要地として栄えます。

現在の首都ドゥシャンベの西にあるヒッサール要塞や、南部のパンジャケント遺跡などには、その時代の繁栄を今に伝える遺跡が残っています。東西の商人や旅人が行き交い、ペルシャ文化・トルコ文化・中国文化など、さまざまな文明がこの地を通じて交わりました。

フジャンド要塞(Khujand Fortress)は紀元前から街を見守ってきたタジキスタン最古の要塞で、かつてアレクサンドロス大王も拠点としたと伝えられています

しかし近代に入ると、19世紀後半にはロシア帝国が中央アジアへ進出し、タジキスタンもその支配下に置かれます。

その後、1917年のロシア革命を経てソ連(ソビエト連邦)が成立すると、タジキスタンはウズベク・ソビエト共和国の一部を経て、1929年にタジク・ソビエト社会主義共和国として独立した共和国となりました。

ソ連時代には教育・医療・インフラが大きく整備され、(なんと大学の学費は無料でだった!)人々の生活水準は向上しました。一方で、宗教活動や伝統文化の表現は制限され、ペルシャ系のタジク人としての独自の文化や言語は抑えられていた面もあります。

それでも、この時代は社会全体としては比較的安定しており、人々の暮らしは一定の秩序と安心感に包まれていました。いまでもお年寄りを中心にソ連時代を懐かしむ人たちも一定数存在しています。

そして1991年、ソ連の崩壊によってタジキスタンはついに独立国家となります。
しかしその直後、政治的な対立や地域間の格差が原因でタジキスタン内戦(1992〜1997年)が勃発。5年にわたる内戦で多くの犠牲者が出て、国の発展は大きく遅れました。

それでも1997年の和平合意以降は徐々に安定を取り戻し、現在では水力発電や農業開発、そして近年注目されるエコツーリズムなどに力を入れながら、復興と成長の道を歩んでいます。

日本からの行き方は??

残念ながら、日本からタジキスタンへの直行便はありません。
最も一般的なルートは次の3つです👇

  1. 成田/羽田 ➡ イスタンブール(トルコ航空) ➡ ドゥシャンベ(サモンエア)
  2. 成田/関空 ➡ ドーハ(カタール航空) ➡ ドゥシャンベ(サモンエア)
  3. 成田 ➡ タシュケント(ウズベキスタン航空) ➡ ドゥシャンベ(サモンエア)

所要時間は乗り継ぎを含めておよそ15〜20時間前後

飛行機以外にも、ウズベキスタンから陸路で入るルートも人気です。

ウズベキスタンの首都タシュケントから、タジキスタン首都ドゥシャンベまではシェアタクシーで約8〜9時間(約300ソモニ/4〜5000円)です。

鉄道でも行けなくはありませんが、便が少なくかなりの遠回りになるため、あまりおすすめはしません。一番楽で手っ取り早いのはやはり飛行機ですね!

食文化

タジキスタンの料理は、穀物と肉を中心とした素朴な家庭の味が多いです。
代表的なのがプロフ(Plov)という炊き込みご飯!

お米とにんじん、ラム肉を炒めてから蒸し上げる料理で、シンプルながら深いコクがあります!

ほかにも羊の串焼きシャシリクや、もちもちの水餃子・マンティも定番。マンティという名前は中国の饅頭から派生しているという説があります。

マンティ
小麦粉の生地にひき肉や野菜が詰まっている蒸料理

優しくてあたたかいタジキスタン人

日本からの観光客がまだ少ないタジキスタンですが、地元の人は驚くほど親切!

市場を歩いていると「どこから来たの?」と気さくに声をかけてくれたり、英語が通じなくても笑顔とジェスチャーで通じ合えたりします。

お茶をふるまってくれたり、観光客だからとお菓子をくれたり、写真を一緒に撮ろうと誘ってくれたりと、タジキスタンはどこか懐かしい“人と人との距離の近さ”が感じられる国なんです!!

シェアタクで一緒になった現地の人にお菓子をおごってもらった!

絶景スポットがたっぷり!

自然好きなら絶対に外せないのが、タジキスタン東部に広がるパミール高原

“世界の屋根”とも呼ばれる標高4000メートル級の山々が連なり、青く澄んだ空と荒々しい岩肌がつくる風景はまるで地球の原風景のようです。

Embed from Getty Images

パミール高原

ただし、ここはまさに辺境中の辺境。

道路インフラはほとんど整っておらず、舗装されていない山道が続きます。

そのためランクル等の四輪駆動車(4WD)を手配するのが必須。

完全な個人旅行で訪れるのは難しく、現地では運転手付きの車をチャーターしたり、他の旅行者とシェアして移動するスタイルが一般的です。旅慣れた人でも、天候や道路状況によっては予定が変わることも多く、まさに上級者向けの冒険といえます。

とはいえ、そうしてたどり着いた先には、息をのむほどの景色が待っています!

特にイシカシム(Ishkashim)周辺では、パンジ川を挟んでアフガニスタンの山々を望むことができ、地図でしか見たことのなかった国が、目の前にある。。。そんな不思議な感動を味わえます。

また、首都ドゥシャンベからアクセスしやすいイスカンダル湖(Iskanderkul)も必見!

アレクサンドロス大王(イスカンダル)にちなんで名づけられたこの湖は、標高2200メートルに位置し、エメラルドブルーに輝く美しい水面が特徴です。

伝説では大王が遠征の途中で馬を亡くし、その魂が湖に宿ったともいわれています。
湖畔ではキャンプやピクニックも楽しめ、首都からの日帰りトリップにも最適!

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イスカンダル湖

さらに奥地へ進むと、ヤシル湖(Yashilkul)やカラクリ湖(Karakul)等、標高3500メートルを超える高原の湖が点在。どの湖も静寂に包まれ、空と山と水だけの世界が広がります。

まとめ:まだ知られざる“心の原風景”へ

タジキスタンは、観光地としての知名度こそ高くありませんが、行ってみると驚くほど多彩な魅力にあふれています。

首都ドゥシャンベには、イスティクロルタワーをはじめとした近代的な建造物が立ち並び、一方で東部には世界の屋根と呼ばれるパミール高原の雄大な自然が広がっています。

人の優しさ、手つかずの風景、そして歴史の奥深さ。。。

それらが共存するこの国では、人間らしさや自然との共存を静かに感じることができます。

派手な観光スポットに頼らない、心に残る旅ができる国。

それが、タジキスタン

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