欧州放浪記⑯ ~イオアニナで見つけた面白い日本料理屋~

2023.2/11

カランバカの町を抜けると景色は一変。

ついさっきまで広々とした平野がどこまでも続いていたのに、カランバカを出たと思ったらあっという間に山道へと差しかかります。

カーブを曲がるたびに標高がぐんぐん上がっていき、耳がツンとするのを感じながら外を眺めていると、路肩にはうっすらと雪が積もっていました。ほんの少し前まで太陽の光に照らされた大地を見ていたのに、この急激な変化に思わず「同じ日なのか?」と笑ってしまうほど。

なかなか走り甲斐がある峠道で、某走り屋漫画が好きな人だったらかなりはまりそうな道。

ギリシャの自然は、旅人にこうしたダイナミックな切り替わりを見せてくれるから面白いんですよ。

今夜の目的地はギリシャ西部にあるイオアニナ!(Ιωάννινα
カランバカからおよそ100km、山を越えた先に広がる街です。

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  1. 【イオアニナ】:静寂の湖畔に広がる秘境
  2. 「歯石」が置いてある日本料理屋
  3. 宿での意外な発見

【イオアニナ】:静寂の湖畔に広がる秘境

イオアニナは静かなパムヴォティダ湖(Lake Pamvotida)の畔に築かれた都市で、湖の水面に映る城塞や山並みがとても絵になる街です。

古代から要衝として発展し、特にオスマン帝国時代には学問と文化の中心地として栄えました。いまも湖畔には中世の城塞やモスク、趣ある石造りの街並みが残り、歩いているだけで歴史の重みを感じさせてくれます。

湖の真ん中には小さな島も浮かんでいて、ボートで渡ることができるのですが、そこにも修道院や伝説が残されていて、ちょっとした小旅行気分を味わえるのもこの街の魅力です。

そして今夜の宿は、そのイオアニナ郊外にあるペラマ(Perama)という小さな町にあります。ここにはバルカン半島でも有数の美しさを誇るといわれるペラマ洞窟があり、鍾乳石や石筍が織りなす幻想的な世界が広がっています。

自然が何十万年、何百万年という時間をかけて作り出した景観を、実際に自分の目で確かめられると思うとわくわくしてきますね!

湖と城塞がつくる歴史的な風景、そして地下に広がる神秘の世界。イオアニナは、表の顔と裏の顔を同時に楽しめる街なのかもしれません。

「歯石」が置いてある日本料理屋

夕方18時ごろ、メテオラから車を走らせること2時間、ついにイオアニナに到着しました!

今夜泊まるのはペラマという村なのですが、飲食店が少ないと聞いていたので、先にイオアニナの街で夜ご飯を済ませることに。ペラマまではわずか4.5km、最悪歩いてもたどり着ける距離です。

車を駐車場に停めて中心街を歩き始めると、そこは温かい光に包まれた幻想的な空間でした。石造りの建物が並ぶ通りは、まるで物語の世界に迷い込んだかのよう。写真のお店も、石壁と温かみのある照明が相まって、思わず足を踏み入れたくなる雰囲気です。

そんな素敵な街で訪れたのはギリシャ料理店、、、ではなく日本料理店。「BONZAI Asian Restaurant」というお店です。

中に入ってみると1階は既に満席だったので2階へ案内されました。観光客というよりかは、地元民の若いカップルや子ども連れの家族が多かった印象。

階段を上るとそこには仏像のオブジェが置かれ、壁には「風水土」の文字が。なんで風水土なんだろう…?

てっきり月火水木…かと思いきや、違うみたいです。モダンでありながらも、どこかスピリチュアルな雰囲気が漂っています。

このお店の雰囲気だけでも驚いたのですが、もっと度肝を抜かれたのはメニューです!開いてみると、見慣れない日本語がずらり。

その中でも目を引いたのが、まさかの「歯石」と書かれたメニュー!

歯石を食べるのか…

一体どんな料理なのか想像もつかず、思わず笑ってしまいました。ちなみに英語表記は「Tartar」だったので、おそらくタルトかタルタルソースの誤訳でしょうか?異国で予想外の日本語に出会うのも、旅の醍醐味ですね笑

、、、とこんだけ突っ込んでおきながら、実際に僕たちが注文したのはお寿司ではなくラーメンでした笑。ただ、このラーメンもかなり斬新な見た目…。

まあ味は美味しかったので結果オーライ笑

日本料理屋といっても店の名前の通り、日本以外のアジア料理もちょっとだけあって、飲み物だと中国の青島ビールが置いてありました。ただ殆どは寿司だとか、ラーメンだとかの日本食メニューでした。

そしてデザートに頼んだのはなんとも豪快な天ぷらアイス

外側はサクサクの衣に、中身は冷たいアイスでその絶妙な温度差と、サクサクの衣、そしてとろけるアイスの組み合わせが最高に美味しかったです!これを考案した人は天才に違いない!

物価はそこまで高くなくラーメンが大体12ユーロほど。日本円だと2000円くらいでしょうか。

イオアニナの夜は街並みの美しさだけでなく、ユーモアと美味しさが詰まったサプライズに満ちていました。

★ Check ★

名称:BONZAI Asian Restaurant
住所:452 21 イピロス地方イオアニナ県イオアニナ ジョセフ・エリヤ11番地(Giosef Eligia 11, Ioannina 452 21, Greece)
Google評価:4.4/5 (897レビュー)
営業時間:13:00 – 翌0:30(月火は17:00 – 0:30、毎週水曜日は休館)

宿での意外な発見

イオアニナでの夜ご飯を終え、ペラマに戻ってきました。

今夜泊まるのはAirbnbで予約したGuesthouse Tsironis。到着して部屋に入ると、想像していた以上に広くてびっくり!二人で泊まるには十分すぎるほどゆったりとしていて、キッチンもついているので自炊もできそうです。

部屋の設備をチェックしていると、面白いものを発見しました。冷蔵庫がなんとヒュンダイ製だったのです。ヒュンダイといえば自動車のイメージしかなかったから、まさかこんな家電も作っていたとは意外でした。旅先でこんな風に、思わぬ発見があると楽しいですね。

部屋も快適そうだし、これで明日の観光もばっちり!明日はバルカン半島最大級の洞窟、ペラマ洞窟に向かいます!

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