【実体験】:ウズベキスタン初心者必見!行く前に絶対知っておきたい4つの落とし穴

みなさんはウズベキスタンと聞いて、どんなイメージが浮かびますか?

青く輝くモスク、どこまでも続く乾いた大地、歴史の重みを感じる古都の街並み。。。そんなロマンに満ちた中央アジアの国、ウズベキスタンがいま旅好きの間でじわじわ注目を集めています。

でも実際に行くとなると様々な不安が脳内をよぎります。タクシーでぼったくられないか、ベストシーズンはいつなのか、移動手段は何がいいか、、、などなど、事前に知っておいたほうがいいことが意外とたくさんあります。

そこで今回は実際に僕が2025年にウズベキスタンを旅して、「これは事前に知っておきたかった…!」と感じたポイントをもとに、ウズベキスタンへはじめて行く前に知っておきたい4つのことをご紹介します。

旅の失敗を防いで、思い出だけが残る素敵な旅にしましょう!

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  1. 空港のタクシー勧誘は無視しよう!
  2. Yandex Goは事前に電話認証必須!
  3. 夏と冬は極力避けよう
  4. シェアタクシーにはご注意
  5. まとめ

空港のタクシー勧誘は無視しよう!

ウズベキスタンの玄関口・首都にあるタシュケント国際空港に到着して最初にぶつかる壁、それがタクシー勧誘です。

入国審査を終えて到着ロビーを出ると、まるでアイドルグループを待ち構えていたファンのように、ずらりと並んだ男たちがこちらを見つめてきます。
そしてすぐに、「タクシー?」「ホテル?」と一斉に話しかけてきて、ぐいぐいとタクシーに乗せようとしてくるのです。

空港の外に出ると待ち構えているのが白タクのタクシー勧誘
一部はお迎えの人やツアー会社の人ですが、多くはタクシードライバです
空港の外から到着ロビーに入ることは禁止されているため、ここで運転手が待機しているわけです

この白タクの人たちには要注意です!

ここは無視するのが賢明です!

というのも、僕は実際にこの“洗礼”を受けてしまったのです。

実際、空港から市街地まで電車がなく、距離もまあまああったので「まあ値段を確認してから決めればいいか」と思って声をかけてきたドライバーにそのまま案内されるまま乗車してしまったのです。

すると、なぜか目的地に直行せず「友だちがやってる店にちょっと寄っていいか?」といわれたり、「ここはおすすめだから少し見ていこう」と勝手に遠回りされたり。。。
結局、何ヶ所か立ち寄られたあとホテルに着いたころにはチップも要求され合計で約6000円(ドル払い)を支払うことに。

余談ですがこの料金はウズベキスタンのサマルカンドから、お隣のタジキスタンの首都ドゥシャンベまでのシェアタクシーよりも高かったです。

冷静に考えてみれば完全に観光客料金。でも土地勘もない中で勢いで押されると、つい受け入れてしまうものです。

ちなみにあとで知ったのですが、空港から市街地(アミール・ティムール広場周辺)までは67番線の市内バス1本でたどりつくことができます。約30分かかりますが、均一料金で一回の乗車につき一律20円ほどで移動することができるでかなりお得です!

そんなわけで、空港のぼったくり白タクに乗る理由は何一つないわけです。

こういう白タク勧誘の対策はシンプル、無視してその場を立ち去るだけ。もしそれでもしつこく話しかけてきたら、нет, нет, нет(ネー、ネー、ネー No, No, Noの意味)といってきっぱりと断りましょう。

ウズベキスタンは、日本ほど交通網が発達しているわけではありませんがありがたいことに、現地では配車アプリYandex Go(ヤンデックス・ゴー)を使うことができます。

これはいわばロシア版Uberのような存在。アプリで行き先を入力すれば、あとは提示された料金通りに乗るだけ。追加料金やぼったくりの心配は一切ありません!

Yandex Goのタクシーだと、空港から市街地まで3~400円くらいで行けます。これが市内バスだと一律20円ほど。タシュケントメトロも均一料金で一律20円ほどなのでかなり安いですね!バスやメトロはカードでのタッチ決済も可能です。

クレジットカードの明細
僕が行ったときはメトロの運賃は一律1725.5ソム(19円)でした
Atto Tolovはウズベキスタンの公共交通機関向けに自動運賃収受システムを提供する企業

しかも嬉しいことに、Yandexのタクシー配車は専用アプリYandex Goだけでなく、Yandex Maps(Google Mapsのロシア版)からも手配OK。どちらか一方をスマホに入れておけば、現地でも安心して移動できます。

実はウズベキスタンは少し前までソ連の一部だった国。その影響で、今でもロシア語が広く使われていて、サービスもロシア系が主流なのです。そのため、Google MapsよりもYandex Mapsのほうが現地では断然頼りになります。

ちなみに、Google Mapsは精度が低かったり、情報が古かったりするので、ナビやお店探しではあまり当てにならないのが正直なところ。

そしてなにより・・・空港でいきなり6000円もタクシー代に払うのは本当にもったいない!

どれだけ笑顔で近づいてきても、どれだけ日本語でグイグイ話しかけられても、まずはスルー。それがウズベキスタン旅の第一歩です。

★ Point ★

Yandexは安心でとても便利ですが、一度目的地を確定してしまったら途中で行き先を変更したり、どこかで寄り道をしたりすることはできません!特にタシュケント国際空港に行くときは要注意。日本に帰国するときは間違えて国内線の第3ターミナルに行かないようにしましょう。

Yandex Goは事前に電話認証必須!

空港での白タク勧誘をスルーして、いざYandex Goでスマートに配車!

・・・と思ってアプリでタクシーを呼ぼうとしたらSMS認証ができない、、!なんてことになったら台無しです。

実は、Yandex Goの利用には電話番号でのSMS認証が必要で、現地SIMは勿論、日本のSIMを使っていても現地でうまくSMSを受け取れない場合があるそうです。

Yandex Mapsアプリの画面
タクシーを呼ぶのにSMS認証が必要

海外ローミングをオンにすれば受信できるだろうと思って僕も試してみたのですが、結局届きませんでした。キャリアやスマホの契約プランによっては受信できるのかもしれませんが、僕の場合はできませんでした。SMSで受信したコードを打ち込まないとタクシーを呼べません。

結局その場では使えず、仕方なく道行く人たちにYandexを呼んでくれないかと毎回懇願する始末。(ちなみに比較的英語を話せる人が多い若者を狙うとベスト 笑)

幸い、ウズベキスタンの人たちは優しい人が多いので呼んでくれる人が多かったですが、いくらなんでも異国の地で知らない人に声をかけるのはかなり勇気がいるはず。なのでYandex GoのSMS認証は日本にいるうちに済ませておくのが鉄則!

旅先での移動をスムーズにするためにも、渡航前にYandex Goアプリをダウンロードし、自分の電話番号でログイン&認証を完了させておきましょう。 ちょっとした準備が、旅の安心につながります!

夏と冬は極力避けよう

ところで、ウズベキスタンってどんな気候だと思いますか?

実はここ、四季があるというより、夏か冬しかないような極端な気候の国なんです。

僕が訪れたのはちょうど桜が咲き誇る春の時期だったのですが、この時でも昼間は日射しが強くて結構暑かったです。これが夏になると昼間は40℃になることも珍しくなく、現地で仲良くなった現地人も音を上げるほどの暑さだそうです。

逆に冬は氷点下まで冷え込む日も多く、屋外観光にはかなり過酷な季節。タシュケントで観測史上最も暑かった時の気温は44.6℃で、最も寒かった時の気温は-29.5℃です。大陸性気候なのでかなり気温の変動が激しいのです。

現地の人も話していましたが、ウズベキスタンを旅するなら、おすすめは春(4〜5月)か秋(9〜10月)です!

気温も過ごしやすく、空の青さや歴史的建造物の美しさを存分に味わえるベストシーズンです。旅の満足度を上げるならいつ行くか、も結構大事なポイントですよ。

シェアタクシーにはご注意

ウズベキスタンを旅していると、シェアタクシーという言葉をよく聞くようになります。バスより早くて普通のタクシーより安い。バスや鉄道がないところを移動する時に非常に便利です。

サマルカンドのタクシー・長距離バス乗り場、カフタルホナターミナル(Kaftarxona Bus Station)

でもここで注意が必要です!

確かに、都市間移動でよく使われるシェアタクシーは現地の人にとってもポピュラーな交通手段。しかし旅行者にとっては注意点も多い乗り物です。

たとえば、、、

  • 出発時刻が人数が集まり次第(5~6人)なので、数十分も車の中で待たされることがある
  • 現地語や英語をうまく話せないと足元を見られてぼったくられることが多い
  • 急いでいるときや相乗りは避けたいという場合には、相場の倍ほど払えば1人で出発させてもらうこともできますが、言葉の壁があると、こちらは相乗りのつもりでもドライバーに一人チャーターと誤解され、結果的に“プレミアム価格”の高額タクシーになってしまうことも

参考までに僕が行ったときは、サマルカンド~タジキスタン国境が100000ソム(約1126円)、タジキスタン国境~ドゥシャンベまでが300ソモニ(4288円)でした。redditで調べてみたら交渉すればもう少し安くなったそうです。

★ Point ★

相場

・サマルカンド~タジキスタン国境:20000~30000 ソム
・タジキスタン国境~ドゥシャンベ:80~150 ソモニ

シェアタクシーでぼったくられないためのコツですが、実はとてもシンプルです。

まず最初に覚えておきたいのが、最初に声をかけてくるドライバーにはついて行かないこと。タクシー乗り場にはたいてい5〜6人のドライバーが待機していますが、最前線でグイグイ話しかけてくる人は観光客を狙って高い料金をふっかけてくることが多いです。

なのでいったんその人はスルーして、別のドライバーに声をかけてみましょう。これだけで、ふっかけリスクをグッと減らせます。

そしてもうひとつ大事なのが、乗車前に必ず「この区間はいくら?」と料金をはっきり確認・交渉すること。

提示された金額が相場より高そうなら、自分から相場価格(たとえばサマルカンド~タジキスタン国境:20000~30000 ソム)を伝えて交渉してみてください。

もし相手が譲らなかったら、無理に乗らずに一度その場を離れるふりをしてみるのも効果的。実際、同じシェアタクシーに乗っていた人に「そうすれば向こうが根負けして安くなることが多い」と教えてもらいました。

まとめ

初めてのウズベキスタン、不安もあるかもしれませんが、事前に知っておくだけで防げるトラブルは意外と多いです。

  • 空港での強引なタクシー勧誘はスルー
  • Yandex Goは日本出国前に電話認証を済ませておく
  • 過酷な気温の夏と冬はできれば避ける
  • シェアタクシーでは料金交渉とドライバー選びがポイント

これらを押さえておくだけで、旅のスタートがグッとスムーズになります。
僕自身、「あのときこれを知っていれば…」と思ったことが多かったからこそ、この記事が誰かの役に立てばうれしいです。

ウズベキスタンは美しい建築、あたたかくてフレンドリーな人々、そしてシルクロードのロマンが詰まった素敵な国です。せっかくの旅、嫌な想い出ではなく最高の想い出だけを持ち帰りましょう!

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