2023.2/10
2023年2月10日夕方、世界遺産メテオラのお膝元・カランバカ(Kalabaka)に到着。ホテルに荷物を置き、30分ほど一息ついた後、夜ご飯を食べにカランバカの街へ繰り出そうと思います。
ギリシャ最大のスーパーチェーン
手始めに飲み物を買うためにスーパーへ向かいます。
世界中の多くの国で水道水が飲めない中、ミネラルウォーターは旅人にとっての必需品!必ずリュックやスーツケースの中には500mlの水を一本入れておくようにします。
カランバカにはいくつかスーパーがありますが、一番規模が大きいのがおそらくここ、スクラベニティス(Σκλαβενίτης・Sklavenitis)。
スクラベニティスはギリシャで一番大きなスーパーチェーンで、日本でいうとイオンみたいなスーパーです。地元の人々に親しまれているだけあって品揃えも豊富で、観光客にとっても便利な場所です。カランバカ駅からも近いのでおすすめ。
街中にあるお店なので駐車場は狭め。でも問題なく停められそうです。スーパーの入口からはメテオラの奇岩が見えてこれもまた絶景!
建物は二階建てで階段とエレベーターがあります。一階が食料品売り場で、二階はブランケットとかの生活雑貨類が売られていました。
お店の中は新鮮な野菜やフルーツは勿論、肉やチーズ・魚・日用品など品揃えが豊富。ここに行けば恐らく旅行中は大抵の物には困らないはず。
値段については日本より少し高めで、750mlくらい?のファンタが一本1.60ユーロ。(約260円)まあこんなもんでしょう。
ファンタは美味しいのですが、正直色合いを見ていてもなんだか身体に悪そうなイメージがあって。たまに飲む分にはいいのですが、どうしても果汁100%のジュースが飲みたいなと感じてしまいます。
そして当然ですが、ファンタより果汁100%のジュースの方がもっと値が張ります。確か日本円で1L500円くらいだった気がします。

ミネラルウォーターを買うつもりで入ったのですが、棚を眺めているうちに、目移りしてしまいます。ギリシャならではのハチミツやハーブティー、オリーブオイルに加え、地元産のワインやチーズが並んでいて、どれも魅力的に見えました。
その国の物価や特産品はもちろん、一般のお客さんがどんなものを買っているのかを観察するのは、まるでマーケティングリサーチをしているような気分になります。これが意外と面白い!
陳列棚を眺めていると、その国の生活やトレンドが垣間見えたりして、「なるほど、こういうものが人気なんだな」と新たな発見があるものです。
大量に買い込む地元の人を見て「この商品はかなり日常的に使われているのかな?」と推測したり、日本では見たことがないような食材やパッケージデザインに心を奪われたり。
旅の思い出に、気になるものを試しに買ってみるのも一興です。旅先のスーパーは、観光地とはまた違う魅力が詰まっています!
チーズが有名だからか、ヨーロッパのスーパーはとにかくチーズ売り場が本格的なところが多い気がします。チーズ専用のブースが確保されているくらいです。
日本のスーパーだとチーズ専用のブースはそこまで見かけませんが、ヨーロッパでは何百種類ものチーズがずらりと並んでいることも珍しくありません。
その品揃えの多さに驚かされる一方で、チーズ嫌いの友人にとってはまさに”地雷原”だそうで。絶対に踏み入ってはいけない、立ち寄ってはいけない場所だそうです 笑
「これも、あれも食べてみたい!」と思いながらも、旅の荷物を増やしすぎないように注意しつつ、結局2Lの水と旅先でつまめるポテチを購入。
レジに来て驚いたのは、店員さんが椅子に座りながらレジを打っていること。今でこそ日本でも座りレジが許容されるスーパーが増えてきましたが、それでも多くはまだ立ってレジ打ちをするのが一般的ですよね。その違いにお国柄だなぁと思わず感心しました。
さらに、日本だと店員さんとはほぼ無言で買い物を済ませることができるのに対して、ギリシャ、というか少なくともヨーロッパでは、挨拶を交わすのがごく自然な習慣のよう。
レジの店員さんからも普通に話しかけられて、「どこから来たの?」とか「メテオラにはもう行ってみた?」なんて聞かれました。観光地らしいフレンドリーなやり取りに、ちょっと温かい気持ちになります。
言葉の壁を感じる瞬間もありますが、こうしたカジュアルな会話のおかげで、その土地の人々とちょっとした交流ができるのも旅の楽しさの一つ。旅先でのちょっとした買い物すらも小さな冒険のように感じられるのが、海外旅行の楽しいところです。
名称:スクラベニティス カランバカ店(Σκλαβενίτης)
住所:テッサリア地方トリカラ県カランバカ G.ラミディス通り14(Γ. Ραμμίδη 14, Kalampaka 422 00)
Google評価:4.5/5 (553レビュー)
営業時間:8:00-21:00
カランバカの夜
会計を済ませて外に出ると、少しずつ街が夕闇に包まれ始めていました。冷たく澄んだ空気が心地よく、ふと感じた夜の冷気が、旅の冒険の余韻を深めてくれるようでした。
この日も大寒波バーバラが東欧を襲っていて、山に近いカランバカもすごく冷え込んでいました。街を歩く人々も厚着をして、顔を温かい手で包みながら寒さをしのいでいる様子がとても印象的。
メテオラの岩山がシルエットを浮かび上がらせる中、街灯に照らされた石畳の道を歩くひとときが、とても特別なものに思えます。

お腹が空いてきたのでそろそろ夜ご飯を食べます。
今夜訪れたのはThe DINER & Cocktail Bar restaurantというレストランです。
このレストランの魅力は、食事だけでなく洗練されたカクテルメニューやお洒落な雰囲気。入った瞬間に漂う上質な空気感が非日常の時間を演出してくれます。店内には何グループかお客さんがいて、お酒を楽しんでいました。
料理の種類は豊富でどれも美味しそう。今回は二人でピザとハンバーガー、ゾンビというカクテルを頼みました。バックバー(酒棚)には波門崎と竹鶴ピュアモルトという日本のウイスキーも置いてありました。
ちなみにメニューはQRコードでスキャンして注文するタイプです。


ピザの値段はこの大きさでだいたい10ユーロ。(約1600円)割と大きくて食べきれなかったのでテイクアウトして翌日の昼ご飯にしました。翌日も美味しく食べられるサイズ感とクオリティは嬉しいポイントですね!
ただ、一つ驚いたのはピザケチャップがたっぷりかかっていたこと。イタリアの伝統的なピザとは少し違うアレンジで、これには本場イタリア人もびっくりするかもしれませんね!(もしかしたらキレられるレベル?)
一方でゾンビのほうは、その見た目と甘さとは裏腹に、アルコール度数が高くパンチのある味わいでした。名前の通り、一杯でふわっとした気分になれる強烈さがあります。カルーアミルクもそうですが、飲みやすいけど度数が高いお酒は飲み過ぎないようにくれぐれも注意したいところです。
飲み物も合わせて二人で35ユーロ(約5700円)くらい。お酒もあったのでちょっと高くなりました。海外で酔った勢いでたくさんお酒を頼むと、思った以上に金額が上がることがあるので、頼みすぎには要注意です。軽く1万円は超えるかも?
お酒で身体は温まりましたが、お店を出ると外はますます寒くなってきました。
そんな寒さの中、軽く水を口にしながらふとあたりを見渡してみると、月明かりに照らされたメテオラの岩山が幻想的な姿を浮かび上がらせていました。夕方の雄大さとはまた違い、静寂の中でそのシルエットがひっそりと浮かび上がる光景は、息を飲む美しさ。
夜の冷たい空気がこの神秘的な光景をさらに際立たせ、心に深く刻まれる瞬間となりました。
名称:The DINER & Cocktail Bar restaurant
住所:テッサリア地方トリカラ県カランバカ ヴェニゼロス&イコノモウ通り2(Venizelou 2 &, Ikonomou, Kalampaka 422 00)
Google評価:4.8/5 (804レビュー)
営業時間:10:00-翌2:00
滞在時間:40分程度価格帯:1500円から
予約不要
絶景とユニークなホテル体験
2023.2/11
昨晩飲んだゾンビが効いたのか、はたまたメテオラの絶景に興奮していたからなのかわかりませんが、この日は早朝の6時30分に目覚めてしまいました。
部屋のカーテンを開けて窓の外を見ると、まだ朝焼けが空を染める前の静寂が広がっていました。冷たく澄んだ空気が、まるで新しい一日の始まりを告げるように漂っています。
目覚めたばかりの街並みには、すがすがしさとともにどこか落ち着いた静けさがあり、その中に身を置くだけで心が洗われるような感覚に陥ります。
そして日が昇るにつれてメテオラの岩山が、朝日を受けてゆっくりと輝きを増していく様子は、ただ言葉を失うほどの美しさでした。昨日の月明かりの中で見た神秘的な姿とはまた違い、朝日が差し込むことで岩肌の陰影が浮かび上がり、その雄大さを際立たせていました。


ギリシャに来る前、写真で見て憧れていたメテオラの景色。実際に目の当たりにすると、そのスケール感や自然の圧倒的な力強さに感動が止まりませんでした。朝日とともに目覚めるこの景色は、ただ静かに眺めるだけで心が満たされる特別な瞬間です。
ホテルの部屋はビジネスホテルくらいの大きさですが、大きいベッドが2台あって寝心地も抜群。お風呂とトイレは一緒の作りでしたが、綺麗だったので特に文句なし。部屋からメテオラの奇岩も綺麗に見渡せるし、ホテルの内装も結構豪華で面白い作りだったので5000円とは思えないくらい良いホテルです。
ちなみにヨーロッパの多くのホテルでは土足で部屋に入ることになるので、気になる人はスリッパを持って行ったほうがいいかもしれません。(中には部屋にスリッパがあるところもある)
ホテル代に朝食も含まれていたので、1階のロビーで朝食をいただきます。

朝食はビュッフェ形式で、ヨーグルトやフルーツ・パンがありました。ビジネスホテルとかによくある一般的な朝食と同じです。どういうわけか、僕たち以外にはお客さんがいませんでしたが。。。

このホテルは結構内装が面白くて、エレベーターに乗ってボタンを押すと突然謎のBGMが流れ出します。

「MENU」ってなんだ?
さらに地下1階の駐輪場にはなんと番犬が。駐輪場の入口に近づくともの凄い剣幕で吠えてきたので思わず逃げてしまいました。おそらく旅行中で一番印象に残ったホテルはここかもしれません 笑
部屋に戻りゆっくりと支度を整え、ホテルをチェックアウト。スーツケースや荷物をいったん駐車場の車に詰め込みに行きます。
車だったらコインロッカーやホテルがないところでも大きな荷物を気にせずに、自由に旅行できます。車って便利ですね!(車上荒らしには十分気をつけています)

次回はいよいよメテオラの奇岩と修道院を見に行きます!
「欧州放浪記⑬ ~メテオラの黄昏と黎明~」に2件のコメントがあります