「大学生のうちに何かを本気で打ち込みたい」
大学入学当初、そんな強い想いがあった僕は、新歓で目にした「海外の村で家を建てるサークル」という言葉に引き寄せられ、すぐにそのサークルに参加することに決めました。
その時は、ただ「海外に行きたいな~」という漠然とした気持ちから入サーしたサークル。
ただ実際にフィジーの小さな村でのボランティア活動を通じて、僕はそれがただの観光とは全く異なる、心から意義のある経験だと実感しました。
その時の経験がきっかけで、大学生という時間がいかに貴重で、挑戦する価値に満ちているかを心から実感することができました。海外での活動を通じて、ただ「ボランティアをする」だけでなく、自分自身を深く知り、成長できる瞬間が待っていることに気づいたのです。
だからこそ、僕は大学生に国際ボランティアサークルを強く勧めています。それは単なるボランティア経験以上のものを得るチャンスだからです。この記事ではその理由をお話しします!
フィジーの村でトイレ作り
2019年8月
僕が国際ボランティアを経験したのは大学1年生の夏、フィジーの小さな村。
僕が所属していたサークルはHabitat for Humanity(ハビタット・フォー・ヒューマニティー)という国際NGO団体を母体としていて、世界中で住宅不足に苦しむ人々のために安全で健康的な住環境を提供することを目的とした団体です。
日本ではまだまだ知名度はそこまで高くないですが、海外ではかなり有名で、米国のオバマ元大統領やジョージ・W・ブッシュ元大統領(子ブッシュ)がHabitat for Humanityのボランティア活動に参加したことがあるほど影響力は大きいです。
僕たちはその活動の一環として、フィジーの小さな村でトイレを建設しました。




真っ青な空の下、サークルの仲間たちと現地の大工さんたちと共に土を掘り、煉瓦を一つひとつ積み上げながら汗を流し、笑顔を交わしました。
夏の暑い日射しの下で体力的に厳しい作業が続く中で、言葉も背景も異なる人々とひとつの大きな目標に向かって協力し合うその瞬間、僕はこれまでの自分では考えられなかった達成感を味わいました。
ボランティア活動だけでなく、現地の村の人々や子どもたちとの交流も深めることができました。
自分とは異なる背景を持つ人たちと関わることで、視野が広がり、単に「支援者」としての立場だけではなく、相手を尊重し、共感する大切さを実感しました。
特にフィジーの子どもたちはとても人懐っこく、無邪気な笑顔や純粋な思いが、僕にとって大きな励みとなりました。
こうした出逢いを通して、物質的な援助を超えた、心の奥深くで響き合う深い意味での「支え合い」の大切さを学べました。国際ボランティアの本当の価値は、まさにこの経験にあると感じます。
限られた10日間の中で、これまでの人生では感じたことのない深い成長を実感したのです。
あの日々が僕に教えてくれたのは、共に成長する仲間との絆の力。そして、一つの大きな目標に向かって仲間と共に切磋琢磨することがどれほど価値のあるものかということ。
国際ボランティア経験を通じて、僕は自分の大学生活が持つ限りない可能性に気づき、人生におけるかけがえのない宝物を手に入れたと心から実感しました。
なぜ国際ボランティアなのか
仲間とともに切磋琢磨して共に成長していきたいなら、別に国際ボランティアでなくてもいい、むしろまずは自国のボランティアから始めるべきではないか。なんならボランティアじゃなくてサッカーでも野球でもいい。
こんな意見もよく耳にしました(特に親から)。確かに、理屈としては納得できる部分もあります。自国でのボランティア活動も十分に意義があるし、まずは身近なところから始めることも大切です。
それでも、僕はこう思うのです。
”効率”や”タイパ”で物事をすべて計ろうとするのは、ナンセンスであることは承知の上です。しかし、大学生という限られた時期にこそできる経験があるのもまた事実。
体力も時間も比較的余裕のある大学生だからこそ、世界という広い舞台に飛び込み、自分の可能性を広げ、挑戦していく価値があるのです。(社会人になってからわかったのは、海外に行く余裕は案外ないし、そもそも1週間以上のまとまった休みを取るのが難しい)
大学生の期間は言うなれば、社会に出る前の限られた貴重な時間。社会に出てからではなかなか得られないような貴重な経験が待っています。もし大学時代にそのチャンスを逃したら、その後何十年も後悔し続けるかもしれない、そんな気がしたのです。
だからこそ、僕は自分の時間を無駄にせず、世界を舞台に自分の可能性を広げる活動に本気で取り組みたかった。国際ボランティアという選択が、僕にとって成長の糧となったのです。
今しかできないことを精一杯やろう
大学時代はよく「人生の夏休み」といわれています。
それほど大学生の時期は人生で最も自由な時間があり、さまざまな経験を積むことができる特別な時期なのです。小・中・高と比べて多くの制約から解放され、挑戦のチャンスが無限に広がっています。
社会人になればお金はあっても、時間がどうしても限られていきます。だからこそ、大学生の今しかできないことに精一杯挑戦することには、とても深い意味があると僕は強く信じています。
勿論、実際に海外に行くわけなのでお金もそこそこかかります。(僕の場合、25万円くらいかかった)
ただそれでも、その経験は何にも代えがたいかけがえのないものであり、費やしたお金以上の価値があったと信じています。
日常生活の中でも「今しかできないこと」を意識することで、時間の貴重さを実感します。過ぎ去った時間は二度と戻らないし、いま機会を逃したら、もしかしたら二度と手に入らないものもあるかもしれない。
自分の可能性を広げるために、今この瞬間に全力で取り組むことが未来の自分にとって計り知れない価値を持つのだと、国際ボランティアを通じて学びました。
ボランティア活動は就活に有利とされています。実際、多くの大学生が就活の有利だから、ガクチカのネタ作りに、と大学でボランティアを始めるし、僕もその一人でした。
ただそれ以上に大切なのは、国際ボランティアを通じて得られる経験は、大学の授業ではなかなか学べないものだということ。
もし社会人として大学生の後輩たちにアドバイスできるなら、大学生という貴重な時期だからこそ、自由な時間と柔軟な挑戦の場を最大限に活かして、心に刻まれる経験を積むことをおすすめします。
そしてそのきっかけの一つが国際ボランティアだと僕は考えています。その扉を、ぜひあなたにも開いてほしいと心から願っています。
もしこの記事がきっかけで国際ボランティアに興味を持ち、あなたの大学生活がより豊かなものになったのであれば、この上なく嬉しい限りです。