2023.2/10
デルフィ遺跡を一通り見終えたので、次は遺跡のすぐ隣にあるデルフィ考古博物館へ向かいます。
デルフィ考古学博物館
デルフィ考古学博物館(Delphi Archaeological Museum)には遺跡から発掘された彫刻や土偶がたくさん展示されていて、古代ギリシャの人々の暮らしや文化を感じられる場所です。1903年に建てられた歴史ある立派な博物館です。
アポロン神殿の遺跡とはまた違った視点で、過去の世界が少しずつ形になっていくのが面白いですね。

入場料は12ユーロ(約1900円)です。子ども料金はその半額・6ユーロで、5歳以下の幼児や25歳以下のEU加盟国居住者と学生はタダで入れます。残念ながら国際学生証(ISIC)の割引は適用外でした。
ただ11月1日~翌3月31日までの毎月第一日曜日は、誰でも無料で入場することができます。なので、お得に遺跡周りしたい!という方はこの無料の日を狙って行くと良さそうですね!!
ちなみに、デルフィ遺跡とのセット料金なので、このチケットがあれば遺跡にも入ることができます。ペットと一緒に入ることはできませんが、盲導犬なら大丈夫です。
博物館に入ると土偶みたいなものや彫像がびっしり。博物館はそこまで広くなく、ざっと見る程度なら30分程度で回れてしまいます。歴史マニアでじっくりと見学したいという方であれば2時間くらいは必要になってくるかもしれません。
博物館に入って最初の方に登場するのが、3つのコレー像で構成されペリランテリオン。(Perirrhanterion)

ペリランテリオンとは水盤のようなもので、古代ギリシャの宗教儀式においてお清めのために使用された水盤です。デルフィへの参拝者が神殿に入る前に身体を清める役割を果たしていました。
これにより参拝者は宗教的純潔さを保ち、神聖な空間に適した状態で儀式に臨むことが可能に。デルフィ遺跡から発見されたこのペリランテリオンは、美しい彫刻で装飾され、当時の宗教文化と美学を反映しているものとなっています。



「デルフィの舞姫たち」も見所です。この舞姫たちは神を祀るための儀式として踊っていたと思われており、ギリシャ神話に登場するケクプロスの3人の娘がモデルだといわれています。

フランスの有名作曲家・ドビュッシーはパリにあるルーブル美術館で見たこの「デルフィの舞姫たち」のレプリカに感銘を受け、この像をモチーフにした曲・「デルフィの舞姫たち」(Danseuses de Delphes)を作曲します。
歴史好きとはいえ、博物館の展示をすべて理解するのは難しいことが多いですね。それでも古代の遺物や彫刻を目にするだけで、遠い過去に触れているような感覚が生まれ、心が躍るものです。きっと、そのワクワク感が歴史の魅力そのものなのでしょう。
デルフィ遺跡・デルフィ考古学博物館には合計で1時間30分ほど滞在しました。普通に回る目安としてはこれくらいかと思います。
もう少しじっくりと見学したい方や、お土産屋を回りたい方は2時間30分くらい見ておくといいですし、反対にざっくりと見る程度だったら、下手したら1時間でも十分かもしれません。
博物館を出ると待ち構えていたのは二匹の猫たち。ギリシャでは本当に色んな所に猫がいます。

遺跡周辺の猫たちは特に凛とした雰囲気を漂わせ、まるでこの土地の守り神のようにみえます。
古代から猫はエジプトのバステト神をはじめ、様々な地域で神聖視され、守護の象徴とされてきました。その姿を目にした時、「この地を見守っている」という感覚を自然と抱くのかもしれません。
猫たちの姿に癒されながら、次の目的地・カランバカへ向かいます。
この街は世界遺産・メテオラの拠点。奇岩の上に建つ修道院と、その周りを囲む独特の風景が待っています。これからどんな景色に出会えるのか、想像するだけでわくわくします!
名称:デルフィ遺跡・デルフィ考古学博物館(Δελφοί)
住所:中央ギリシャ地方フォキダ県デルフィ市Τ.Κ. 33054
Google評価:4.7/5 (12978レビュー)
営業時間:8:30-15:30(最終入場15:10)
滞在時間:1時間30分~2時間30分価格帯:約1900円
メテオラへの道
12時30分。早速車を出してデルフィ遺跡を出発!
デルフィからカランバカまでは210kmほど距離があり、休憩を挟んで3時間程度かかります。途中、デルフィからエーゲ海沿岸の街・ラミアまでは山道が続くので運転には注意です。
山道を進むと、途中のカーブからマリアン湾とラミアの街を一望できます。眼下に広がる絶景は息をのむほどで、特にこの日は晴れていたので遠くまで見渡せる壮大な眺めが本当に感動的でした!
ラミアの手前、ちょうど山道を下り終え平野に入るところのすぐ近くには、ペルシア戦争での激戦地・テルモピュライがあるので、もし時間があればそこの記念碑に行ってみるのもおすすめです。
ラミアからはトリカラまでA3高速道路に乗ります。高速代は普通車の場合、6.93ユーロ(約1100円)です。現金は勿論、クレジットカードも使えるので便利です。
ギリシャにも日本と同じようにサービスエリアが存在します。海老名サービスエリアみたいに大きなものもあれば、トイレだけある本当に小さなものもあります。
有料トイレが一般的なヨーロッパのトイレですが、ギリシャの高速道路のサービスエリアにあるトイレの多くは無料開放されているので、観光客は言うまでもなく現地のトラック運転手たちにとっても有り難い場所なのです。

デルフィを出て2時間50分、ついにメテオラの拠点・カランバカに到着。
本日泊まる宿は「ホテル・コスタ・ファミッシ」。(Kosta-Famissi Hotel)カランバカの入口にあるホテルです。
4つ星ホテルとありながらも、安い部屋であれば1人1泊5000円程度とかなりお得に泊まることができます。価格の割に建物の内装や部屋が豪華だったのでとっても感動!

ホテルの建物には駐車場はありませんが、すぐ近くにある公共駐車場に無料で停めることができます。バイクは建物の地下1階に駐輪場があるのでそこへ駐輪。いったんホテル前に路駐し、スーツケースや荷物を持ってチェックインし、部屋に荷物を置きにいきます。
ホテルに着いたときはもう夕方近くだったので、今日はカランバカの街を散策して夜ご飯を楽しみたいと思います。
次の記事では、カランバカの街並みとメテオラを紹介していきたいと思います!
「欧州放浪記⑫ ~ メテオラへの道 ~」への1件のフィードバック