「南国リゾート」と聞いて、あなたはどこを思い浮かべますか?
ハワイ、グアム、バリ、セブ……
この4カ所は、多くの人にとって定番の南国リゾートかもしれませんね。特にハワイは、日本人にとって憧れのリゾート地として不動の人気を誇っています。ワイキキビーチ、行ってみたいですよねえ。
でもハワイは人気すぎて航空券が高い。おまけに最近は円安傾向&物価上昇でお財布を開けるのも億劫になりがち、、、
そんな中、ハワイに負けず劣らずの美しいビーチや自然を、もっと手頃な価格で楽しめる場所があることをご存じですか?
その場所こそ、南太平洋に浮かぶ楽園、フィジーなのです!
絵に描いたようなビーチ、色とりどりのサンゴ礁、そして訪れる人々を包み込むような文化と笑顔――フィジーには、他のリゾート地にはない特別な魅力があります。
なぜフィジーが「コスパ抜群の南国リゾート」として注目されているのか?そしてどんな過ごし方ができるのか?今回は、この隠れた楽園の魅力をたっぷりご紹介します!
フィジーってどんな場所?
フィジーはニュージーランドの北側、オーストラリアとハワイの真ん中らへんにある南の国で、周辺国にはトンガやサモア・バヌアツなどが存在しています。
フィジーは四国と同じくらいの面積で、人口は世田谷区とほぼ同じです。
日本からは約7100km離れており、日本からハワイの距離よりも700kmほど遠い感じとなっています。
フィジーは日本と同じ島国で、大小300以上の島々で構成されていますが、その中でもフィジーの本州にあたるビチレブ島(Viti Levu)は、観光客が最初に訪れる玄関口であり、透き通るビーチやローカルの文化体験がぎっしり詰まっています。
公用語は英語で殆どの人が英語を話せますが、小学3年生くらいまでの子どもたちはフィジー語しか話せない場合が多いので注意が必要です。

ハワイやグアムと比べると、日本ではまだ知名度が高くないフィジー。
しかし実は成田空港からフィジーエアウェイズの直行便が週に2回(火・金)運航しており、約8時間30分で到着する意外と近い南国リゾートなんです!
直行便があるおかげで乗り継ぎの手間がなく、初めての海外旅行や南国リゾート体験にもピッタリ。さらに直行便なので渡航費も比較的リーズナブル!
フィジーの気候は1年を通して温暖で、まさに常夏。特に乾季にあたる5月〜10月は、湿度が低く快適な天候が続くため旅行に最適です。一方で、11月〜4月の雨季は閑散期でスコールが降ることもありますが、そのぶん観光地は空いていて、旅費もお得になるチャンス!
南太平洋の楽園がこんなに手軽に行けるとなれば、「次の休暇はフィジーに行ってみようかな」と思えるはず!
フィジーの楽しみ方は多彩です。ただビーチでのんびり過ごすだけではありません!
フィジーがコスパ最強なわけ
少し前にニュースで、ハワイに大量のインスタントラーメンを持ち込んでホテルで自炊する動画が話題になりました。ハワイでは外食費が高騰しているため、こうした方法で節約しようとする人が増えているのだとか。
勿論、旅行先で自炊を楽しむのも一つの過ごし方ですが、「せっかくの旅行なんだから、たまには楽をしたい」というのが本音ではないでしょうか?
そこで注目したいのが、フィジーの物価の安さです!
HISの記事によると、3泊5日のハワイ旅行の旅費は一人あたり目安としてだいたい22万円くらいだそうです。(但し、これは滞在費と移動費・食費のみ)
これに対しフィジーの場合、ハワイの半額以下に抑えることができます。僕が行ったときは航空券が往復7万円、当時僕は学生で旅行会社にご贔屓にしていただいたこともあり最終的には6万円で済みました。
現地で泊まった中級ホテル(Capricorn International Hotel)が1泊5000円だったので、3泊だと1万5000円。食事も外食しても1食あたり1000円いくかいかないかで、あわせると10万円くらいで足りてしまいます。移動費と滞在費・食費だけでもハワイの半額以下で済ますことができちゃうんです!
他の国と比べて物価が安いので、ホテルやリゾートもハワイと比べると同じクラスでかなり安く宿泊できることが多いのです。
ハワイに比べて圧倒的にリーズナブルな価格で、美味しい食事やさまざまなアクティビティを楽しめるのが、フィジーが「コスパ最強」と言われる所以です。
フィジーでは、地元の食材を使ったボリューム満点の料理を、驚くほどお手頃な価格で味わえます。市場でのローカルフードもおすすめですし、リゾート内のレストランでも比較的リーズナブルに本格的な料理を堪能できます。
さらに、フィジーの魅力は贅沢な時間をお財布に優しく過ごせる点です。青い海を眺めながらビーチでのんびりしたり、自然豊かな島々を巡ったりと、どんな過ごし方を選んでもコスパ抜群です。
僕自身、フィジーを訪れたときには、その物価の安さに驚きつつ、いろいろなアクティビティや食事を心ゆくまで楽しむことができました。
フィジーの楽しみ方は十人十色。色々ありますが、ここでは僕が実際に経験したおすすめの過ごし方をご紹介します!

デナラウ島でショッピング
ビチレブ西部にあるデナラウ島は、高級リゾートが集まる人気エリア。
ここには「ポート・デナラウ・マリーナ」と呼ばれるショッピング&レストランエリアがあり、トロピカルな南国リゾートを堪能できるスポットです。ウォーターパークやゴルフ場もあるので、一日中島の中で過ごすことができます。
ホテルも充実しており、なんとヒルトンやシェラトンといった高級ホテルも勢揃い。しかももともとフィジーは物価が他の国と比べると安いので、高級ホテルでもそれほど高くなく、少し背伸びすれば十分泊まれるくらいです。
ポート・デナラウ・マリーナにはヨットやボートが並ぶ美しいマリーナがあり、海を眺めながらのんびり過ごすのもおすすめ。夕暮れ時には、サンセットクルーズが出発することもあり、ショッピングだけでなくロマンチックなひとときも満喫できます!
またデナラウ島には高級分譲地や別荘もあるので、「いつかここに住みたいなあ」なんて妄想を膨らませながら楽しむのもいいですね。

ショッピングセンターの中のクラフトショップには木彫りの伝統工芸品や、タパでできたフィジーらしいカラフルな服など、ユニークなお土産が揃っています。職人が手作業で作ったアイテムを直接購入できるので、フィジー文化を肌で感じることができちゃいます。
ショッピングの合間に立ち寄れるカフェやレストランでは、地元のシーフード料理やトロピカルフルーツを楽しむことができます。特にNadina Authentic Fijian Restaurantというレストランでは現地のフィジー料理や地酒を楽しむことができるのでおすすめです!
スイーツであればNew Zealand Naturalというアイスクリーム屋がおすすめです。このお店はニュージーランド発祥のチェーン店で、主に東南アジアやオセアニアに展開しています。日本にはいまのところ出店していませんが、近場だと台湾の台北にお店があります。
濃厚でアイス好きにはたまらないアイスです!食べ歩きもできるので大満足。

デナラウ島への道は一本しかなく、警備員がいるゲートを通らないと島の中に入ることができないので、治安面でも安心安全です。
デナラウ島には空港のあるナンディ(Nadi)の街から乗合バスやタクシーで行くことができます。
一番安く行けるのは乗合バスで、ナンディのバスターミナルから出ているWestbusという黄色いバスに乗って行くことができます。運賃は1ドル程度(約150円)です。
ただ空港から直接デナラウ島へ行くバスはなく、いったんナンディまで向かわないと行けないので少し面倒です。一番手っ取り早くて楽なのはタクシーで行くか、レンタカーを借りていくかですね。
タクシーだと空港から島までだいたい3000円ほどかかります。まあ個人的には車を借りちゃった方が楽な気がします。とにかく人が乗る用の鉄道がフィジーにはないので島内を移動するのは何かと不便です。
デナラウ島にあるホテルに泊まる人はホテルのシャトルバスを使うのが一番でしょう。
ちなみにポート・デナラウは、フィジーの島巡りの玄関口でもあり、ヤサワ諸島やママヌザ諸島へ行くフェリー便が毎日運航しています。
フィジー文化に触れよう
フィジーは美しい自然だけではなく、豊かな文化や伝統も大きな魅力のひとつです。その中でも、地元の人々が大切に受け継いできた伝統に触れることで、より深い旅の体験が得られます。
まず、メケ(Meke)と呼ばれるフィジーの伝統舞踊は必見です。

力強い男性の踊りや、優雅でしなやかな女性の踊りが織りなすパフォーマンスは、観客を一瞬で引き込む魅力があります。焼けた石の上を歩くショーも見所。
リゾート地や高級ホテルだと観光客向けにショーが行われることが多いので、ぜひその情熱的な世界を体感してみてください。

(ロボという蒸し料理を作っている途中です)
また、フィジーの手作り工芸品も素晴らしい文化体験のひとつです。
タパクロスと呼ばれる樹皮から作る布や、編み込まれたかごやマット、ビーズや貝殻を使ったアクセサリーなど、どれも一つひとつが地元の職人の手によるもの。
マーケットに行けば、実際に職人さんと話したり、製作過程を見学することもでき、思い出に残るお土産を探す楽しみも味わえます。
さらに、フィジーを訪れるならぜひ体験してほしいのが、カヴァの儀式!
カヴァ(Kava)は、コショウ科の植物の根から作られるフィジーの伝統的な飲み物で、見た目は泥水みたいですが、地元では非常に神聖な存在です。カヴァの木の根をこなごなにして、それを水に溶かして飲みます。

カヴァの儀式は訪問者を歓迎する際や、大切な儀式の場で行われることが多く、現地の人々との交流を深める絶好の機会です。儀式では、カヴァを手渡されたら、「ブラ!」(乾杯)と言って飲むのがマナー。
飲むと喉らへんがピリピリしてきてすごく独特な味なので好みがわかれますが、せっかくなのでその場の雰囲気を楽しみながら体験してみましょう。ただ飲み過ぎは体にあまり良くないそうなのでほどほどに。
カヴァの木の根や粉末状のカヴァは、ナンディのスーパーや出店に行くと売ってあるのでお土産で買うこともできます。
カヴァの木の根は帰国時に検疫に引っかかるらしく、持ち帰れないそうなので注意が必要です。現地で、自分で作りたいときのみ買いましょう!
ほかにもカヴァの粉末を混ぜたチョコレートなんかもお土産屋さんに行くと売ってあります。味はかなり独特ですが 笑

フィジー文化に触れれば、観光以上の特別な思い出ができること間違いなし。美しい自然とともにフィジーの豊かな伝統文化も、ぜひ旅の中で満喫してみてください!
フィジータイムを満喫
フィジーにはフィジータイムという言葉があります。
これは時間に縛られず、のんびりとしたペースで過ごすフィジー特有のライフスタイルを指します。いつもの忙しい日常から抜け出して、このフィジータイムに身を委ねるのも旅の醍醐味のひとつです。

正確な時刻が表示されていないので、いま何時なのかわからない
Fiji Pocket Guide.comの記事より引用 © FijiPocketGuide.com
朝は美しい海を眺めながらゆっくりと朝食を楽しみ、日中は何かをするわけでもなく、波の音をBGMに読書をしたり、青空の下で昼寝をしたり。ただただ自然に包まれて、心の中までリフレッシュできる瞬間が広がっています。
地元のマーケットでのお買い物も、時間を気にせずじっくりお買い物を楽しめます。
そして夕方、赤く染まる空を眺めながら、ゆっくりとサンセットクルーズへ。沈みゆく太陽と共に、自然の美しさを感じながら、今日一日の感謝を静かに心に刻む。フィジータイムは、心を解きほぐし、日々の喧騒を忘れさせてくれる特別なひとときです。
せっかくフィジーに訪れたのならスマホや時計は電源を切って、自由気ままに時間を楽しむフィジータイムを体験してみてはどうでしょうか。
陽気で優しいフィジー人
フィジーを訪れた多くの人が感動するのは、現地の人々の笑顔とフレンドリーさです。
街を歩けばブラ!(こんにちは)という元気な挨拶があちこちから聞こえ、観光客に対する温かい歓迎ムードに包まれます。その自然体で親しみやすい雰囲気は、旅人の心を瞬く間に解きほぐしてくれるでしょう。
フィジー人は、陽気で優しい性格の人がとても多いです。
特に子どもたちはとても人懐っこく、手を振って話しかけてきたり、一緒に写真を撮りたがったりする姿がとても微笑ましいです。村を訪れた際には、地元の人々が笑顔で迎えてくれるだけでなく、家族のように親しく接してくれることも多いです。
また、フィジーではケレケレ文化(共有)がとても大切にされています。例えば、食事の場では家族や友人、時には隣人と分け合うことが当たり前。こうした文化に触れれば、「人とつながる喜び」という普遍的な価値を再確認させられます。
そして、フィジー人のホスピタリティは、リゾート地や観光施設でも存分に感じられます。スタッフたちの親切で丁寧な対応はもちろん、滞在中に一人ひとりの名前を覚えてくれることも珍しくありません。
こうした小さな心遣いが、訪れる人々にとって特別な思い出を作ってくれます。
フィジーの美しい自然ももちろん素晴らしいですがそれ以上に、現地に住む人々の温かさこそがこの国をよりいっそう特別な場所にしているのです。現地の人々との触れ合いを通して、心の癒しを感じる旅を楽しむのもおすすめです!

フィジーの透き通る海や手つかずの自然、美味しい料理、そして何よりも温かい人々――どれも特別で、心に残るものばかりです。
ハワイやグアムみたいな人気リゾート地も勿論魅力的ですが、フィジーにはどこか人間の本質を思い出させてくれるような、特別な楽園、、、みたいな魅力が詰まっているように感じます。
忙しい日常から解き放たれ、自然や人々とのシンプルで温かなつながりを感じられる場所。それがフィジーです。
時間の流れがゆったりとしていて、肩の力を抜いて過ごせるフィジーでは、まるで日常から解放されたような感覚を味わえます。
フィジータイムに溶け込めば日常の喧騒を離れ、本当に大切なものや、自分らしいリズムを取り戻すきっかけになるかもしれません。
次の休暇には、少し視点を変えて”まだ知らない楽園”に足を運んでみてはいかがでしょう?その先に待っているのは、きっと新しい発見と、かけがえのない思い出です。
さあ、あなたもフィジーへ!コスパ最強の楽園ライフを満喫しに出かけましょう!